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Kanadead or alive

写真撮ったり、お料理したり、映画見たり、音楽聞いたりしてるかなでっどの記録。

コーヒーが飲めない。

コーヒーが、飲めない。
と、言うと殆どの人に「えー意外ー。ブラックとか飲んでそう〜」と言われる。
ブラックコーヒーは、私にとって罰ゲームだ。

小さい頃から、朝父と母がコーヒーメーカーでコーヒーを作る匂いがもうダメだった。団地のそんなに広くない、ドアがなく襖の家なのであれで毎朝気持ち悪くなって目が覚めてたので、あの匂いをかぐと未だに「おえっ」ってなる。
だったから、小さい頃から何となく「多分私はコーヒーは飲めない気がする」と思っていた。

飲んで暫くした後おえっってなるのは、後々「自分は胃が極端に弱い」と言う事を知るので、そのせいだとわかる。
飲むと嗚咽が出るのは、味に対してじゃなかった。紅茶飲んでも緑茶飲んでもウーロン茶のんでもそうなる。多分お茶が私の胃には刺激的すぎるんだと思う。
原因が分かった所で、味も嫌いなので飲まない。
正直言うと、コーヒーを飲んだ男性とキスをするのも嫌なくらい嫌いだ。
今の彼は、コーヒーを飲まない。だから好き。

お酒を飲むときも「緑茶割り」「ウーロン割り」を辞めたら今までは次の日飲んだ量に関わらずムカムカしてしんどかったのが「水割り」「麦茶割り」に変えたら今までのはなんだったのだろうと思う程、快調になった。
二日酔いとかはあるけど、胃がひっくり返りそうになる感覚からただの二日酔いなった。(だからお酒の量も少し増えた。)

大人になって、コーヒーを出される機会は多くなる。
なので、やっと出された分の半分位は飲める様になったが、全部飲み干したりする事はない。
甘い物も苦手な私は、禁煙だし、スターバ○クスコーヒーに用事がない。
昔は紅茶が無かったので、本当に用事がなかった。
たまに入ると値段でびっくりする。

 

喫煙所の自販機の八割はコーヒーだ。
前工場に勤めていた時、朝の定時前に眠そうに煙草を吸っていたら毎朝コーヒーをくれるおばちゃん(つっても年齢は私の一個上。)が居た。
好意なので最初は頑張って飲んでいたのだが、毎朝はしんどくて意を決してお断りした。
こういうのが言えないのも、自分の胃に負担をかける原因だと思う。
が、次の日からはエナジードリンクの様な物をくれる様になって、違うんだよなぁと思ってしまった。
エナジードリンクも、飲めない。飲んだ後「おえっ」ってなって胃がムカムカする。

唯一紅茶は好きで、家でも飲むのだけど毎日飲んだらもっと胃腸科の先生と仲良くしなければならない。
「せめて牛乳を入れて飲んでください」
って言われるけど、牛乳も飲めないのでだったら飲まないぁと思ってしまう。

そんな私は、胃にポリープがすぐ出来るので、定期的に胃カメラを飲んでいる。
何が一番欲しいって、健康な胃が欲しい。
そしたら水商売が百倍楽しく出来るし一生続けるお仕事だったと思う。

もう少し
「自分、煙草吸わないんすよ!」
のノリで
「自分、コーヒー飲まないんすよ!」
と言える様になっても良いと思う。
皆が煙草の匂いが嫌いな様に、コーヒーの匂いが胃がムカムカする程嫌いな人だっている。
私の周りには結構コーヒーを飲まない人が多い。
どこかへ出かけて「煙草が吸いたいから喫茶店でも入ろう」と言って全員コーヒーを頼まない事もある。
自分の狭い世界の中でそうなのだから、世の中にも結構居るのだと思う。
言わないだけで。

なんて言うか、「コーヒーを飲めない」と言えない雰囲気が漂ってる。

別に気を使ってほしいわけではない。
煙草の様に害がある物ではないからね。
「あぁそうなんだ」
ってだけの話なんだけど。
別に飲めないからって困る事って、数ヶ月に一回とかそんなレベルのお話なんだけど。
(お茶しましょう、と言って相手に出してもらう時、大体コーヒーよりも紅茶のが高い。数十円の話だし、自分が出す時には全く気にならないけど、そういうの見る人は見る。)

コーヒーが飲めないと大人じゃないって雰囲気が嫌いだ。
じゃぁ煙草を吸う人の方が大人だろうか。今の時代煙草を吸わない人の方が大人だ。
ビールが飲めないと子供なのだろうか?
そんなのは、「取りあえずビール」という風潮を作った飲食業会の勝手な主張だとおもう。私はビールも、夏以外はそんなに飲まない。冬はお湯割り飲むし。

コーヒーは、自分で買わなくても当たり前の様に出てくる事が多い。
お仕事でお伺いした所が出してくれる飲み物のほとんどがコーヒーだ。
飲まないわけにも行かないし、場合によっては「飲めないんです、すみません」と言えない雰囲気だってある。
超体育会系の職場だったら先輩に怒られる。
コーヒー飲んでムカムカするよりも胃が痛くなる話だ。

水商売をしていた頃は、お客様に貰う事も多かった。
仲の良いお客様が缶コーヒーを持って来てくれるのは凄く嬉しい。
でも飲めない。
ましてや「頂いたグラスは最後まで飲み干す」が鉄板ルールの水商売、かなりつらかった。
相手は何も全く悪くない。
どちらかと言えばコーヒーが飲めない私が悪い。

もう少し、もう少しだけでいいから、「コーヒーが飲めない大人も世の中には結構居る」と言う事を知ってほしい。
別に気を使って(私とチューする予定が無いなら)目の前で飲まないとかしてくれなくてもいい。パンケーキが美味しいなら、流行のコーヒー屋さんだって行くよ。

でも多分、コーヒーが飲めるか飲めないか聞くってのは、誰かが不快になる事ではないと思う。
聞いてもらえると、「すみません」と言いやすい。
その「すみません」は、出された後には言えない。

なんだか「コーヒーが飲めない奴に気を使え!」に感じられたら凄く悲しいが、言いたい事はそうじゃない。
なんていうか、書いてみたはいいが、難しい主張だった。