Kanadead or alive

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私の料理の心得

「出来ない人を見ると何故出来ないのか不思議に思える」事が私には一つしか無い。

私は掃除や整理整頓が出来なかったり、あんまり仕事に行くのが得意でなかったり、約束事が苦手だったり、人間関係が苦手だったりと人より苦手な事は沢山あると思う。
ていうか、人としてダメなだけなんだけど。
ゲームだってあんだけ好きでやってるのに、人より得意なゲームも無い。
勉強なんか全く出来ない。

料理だけは、出来ない人を見ると面白い位不思議になってしまう。

物心ついた頃から料理が出来た。
もう小学校高学年の時には家族の夕飯をそろえられていた。
教わった事は沢山あるが、別に習ったわけでもない。
ただ、母が料理好きだったり、母方の実家がソーセージ屋さんだったりして食に関しては小さい頃からかなり贅沢をさせてもらった。
だから「あれ食べたい!」と頭に浮かぶ物は人よりも多いと思う。
母は忙しかった人だけど、色んな物を作ってくれた。

外食よりも自分で作ったご飯の方が何百倍も好きだし、コンビニ弁当も食べるけど毎日は無理。
でもずぼらだから、手作りの常備菜を冷蔵庫にこしらえたりはしない。
漬け物ぐらいかな。
意思が弱いから、思いつきで飲みに行って朝方帰って来たりして家で伸びてたりするので期限までに食べ物を消費するってのが苦手だ。
冷凍庫は結構充実していると思う。
でも電子レンジ持ってないから、それも今の家ではサボってるかも。

家で晩酌はしないけど、一人で外食でお金を使うなら、自炊でとびきり贅沢をする派です。

そんな私の、お母さんから教えてもらった心得的な物。

その1:調味料は贅沢に。


別にお肉とか、お野菜とか、危ない物を買う必要は無いけど安い物で良いと思う。
鳥モモ肉なんかブラジル産が好きだ(でも最近値段上がったよね)し、牛肉は豪州産が一番好きだ。豚肉は国産が一番美味しいと思うから国産。
胃が弱いからあんまり脂っこい肉食べたくないし。
お野菜だって、火を通して食べる物に関しては特定の国だけ買わない様にしているが、特に産地は気にしていない。
結構大雑把に買います。
見た目が酷くなければ、大阪で有名な黄色い看板の24時間のスーパーでだってお野菜の買い物します。

だけど、お塩とかコショウとか、お醤油とか油とか、その辺に関してはかなり贅沢。
お取り寄せとかそこまでは拘らない(というか、食べた事無い物をネットや通販で買う気にならない)けど、塩は何種類も用意があり、そのシーンによって使い分けてる。コショウも白いお料理の時にホワイトペッパーを使うだけで幸せになれる。サラダのドレッシングにミックスペッパーを使えば彩りも良くなる。
お醤油は毎日使う物だから美味しい物を。どんなに邪魔でも冷蔵庫で保存。
初期投資はかかるかもしれないけど、すぐになくなるものではありません。

そして調味料がそろってくるとあまり出来合いの物を買わなくなります。
中華料理の名前のパッケージになってるものとか、ドレッシングとか、炒め物の素とか。お漬け物とかも買わなくなると思う。トータルで見れば節約。

 

その2:知ってる名前のハーブを取りあえず使ってみる


これも調味料と似ているんだけど、洋食を作る時に、お肉やお魚を煮込む時、サラダのドレッシングを作る時等にハーブを使ってみる。
何かを作ったらパセリをふりかけるだけで大分変わるし、煮込み料理のときは取りあえず月桂樹を入れておけばひと味違う。
たったそれだけ。
難しい物はいらないけど、知ってる名前のハーブを持ってるだけで幸せになれる。

その3:出汁はちゃんとる。


顆粒のインスタント出汁を使うときももちろんあるんだけど、出汁は一回とったら2〜3日は冷蔵庫で保存が出来ます。
休みの日の1時間だけちょっと手間をかければ後々らく。
炒め物の時とかは顆粒の出汁便利だけどね。
でも出汁が決め手の汁物とかはそっちの方が凄く幸せ。

その4:バターは惜しみなく使う。

マーガリンを料理に使うのを辞めましょう。
数値的な物等で限度はありますが、ケチケチ使う位だったら最初から使うの辞めた方がいいです。
バターは絶対大胆に使うべき。

その5:ニンニクは必ず国産

ニンニクは高いけど、国産を使う。
外国産使うなら、チューブで良いと思います。
香りや味が全く違う。

その6:インスタントラーメンにはモヤシ。

そりゃぁ私でも、出かける前とかはインスタントラーメンで済ませる方が多いです。
白菜椎茸にーんじん♪位お野菜入れるならもう生麺買うな…って思うけど、モヤシだけだったら麺茹でながら一緒に茹られていい。

私は醤油味のインスタントラーメンを作って最後にスープ入れた後に水溶き片栗粉いれてとろみをつけて、お酢とラー油かけて食べます。スーラータン麺風。
塩ラーメンにはモヤシを炒めたののせる。モヤシは化けるからマジ神。
でもモヤシは足早いから毎日買う。

その7:冷蔵庫は調味料入れ

保存とか最初はどうにでも出来るし、決まった時間に帰って来れて毎日絶対家でご飯食べれる人だったり同居人がいるなら保存も上手くするべきだけど、一人だったら大体腐らせるんで、基本的には明日使う野菜や解凍している肉とか以外は入れない方がいいです。
これは最近やっと出来る様になりました。


私の料理の心得はこんな感じです。
主婦の方には当たり前の話だと思います。
食という物は面白い物で、「ただの生理現象」と思ってる人もいれば私の様に「人生での一番の楽しみ」って人も居ます。
生理現象だと思ってる人には、なんも面白くないお話だったと思います…。思想なので、文句は言いませんがそう言う居人は私と付き合ってて面白くも何ともないと思います。

病気にだけはなりたくないから、今塩分濃度を測定する機械を買おうか凄く悩んでる。
下手したら外食よりも塩分とりすぎてる気がする。
それが一番怖い。
あと糖尿病と通風にだけは絶対なりたくないので、かなり頑張ってる。
幸い近い親族に糖尿病が居ないので大丈夫だと思うけどかなり気をつけてます…。
でも千林に引っ越してきて朝方等の手軽な外食(牛丼屋さんとかハンバーガーとか)が出来なくなったのでまだ大丈夫だとは思うけど、一生好きな物食べて一生食べる事に関して贅沢したいので頑張ります。

続・関西の蕎麦事情はもう少し関東出身者に優しくならないものだろうか。

関西に移り住んで一年が経とうとしてる。
この一年、初めてづくしの事ばかりでとっても早かった。


不純な理由(て程でもなく、結構精神面でこっちに来てる方が周りに気を使う事も少ないのでとっても充実している。)で自ら選んで東京から大阪に引っ越して来たのであまり「色々な違いに文句を言うのはやめよう」と思っていたのだけど、どうしても我慢出来なかった物がある。

 

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これ。

関西と関東で味が違う!というのが有名な、私の大好物であるマルちゃんの赤いきつね
初めて西ヴァージョンを食べた時全くの別物で、暫く醤油を入れて食べてました。
別に不味いわけじゃないんだけど、全くの別物だから脳みそがパニックを起こす。
コーヒーだと思って飲んでみたら麦茶だった
みたいな感覚が毎回起こる。
こっちの赤いきつねは、私の脳みその中では赤いきつねじゃない。美味しいけど別もの。それ位味違うからね。
別製品だったら美味しく食べれたと思う。

こりゃぁ困ったと思って、先日ついに父に「赤いきつねを送ってくれぬかのぅ」と連絡をしました。
んで、待ってたら、来た。

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箱で。

もうちょっと遠く離れた娘への仕送り的なイベントになるかと思っていたら普通に製品の箱に宅配便の紙貼って送られて来た。
送料はもちろん製品代無料のありがたきパパゾン。

取りあえず早速食べたけど、これだよこれ。
このケミカルな醤油のつゆが良いんだよ。
たった一個100幾らのカップラーメンで脳内パニックと味覚に対するストレスが収まった。
もう自分好みのそば屋を探すのは諦めたので、これで手を打つ事にした。
そう言えばもう暫く蕎麦食べてない。

なんでこれが好きなのかは謎なんだけど、小さい頃から好きなんだよね。
一人で住んでても急いでなければカップ麺で食事を済ます事は殆どない(一個じゃ足りないし)んだけど、あると安心するカップ麺。
多分一箱食べきるのに半年位かかる。

その前にお母さんから素麺も送られて来た。

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これはありがたく毎日食べてる。
めっちゃ美味しい素麺。
そろそろ飽きて来たから結構頑張って食べてる。

カップ麺毎日食べるのは悪で夏に毎日素麺食べるのは良しとはしないけどしょうがないみたいな風潮はなんなんだろうね。
かといってカップ麺毎日は食べないけど結局同じ様なもんな気がするけどなぁ。

おかしいと思ってた

母がFacebookでシェアしていた、シャンプーに関する記事を読んで「んなわけあるか」と思っていたら、否定記事を書いている方が居てよかったと思った。

 

lastline.hatenablog.com

 

元記事消えてるじゃん。

別に成分云々はわからないけど、私はそもそも美容師さんに「ノンシリコンシャンプーはなるべく使わないでくださいね。」と言われる位髪の毛が細い。
10代の数年間、メタルのお兄さんに憧れて髪の毛を真っ白にブリーチしていたと言うと驚かれる位。
実家で母が使っていた一本2000円近くするシャンプーを使って感動したので奮発して自分でも買い、髪の毛のさらさら具合に感動していたのだが、寝て起きると見事に寝返りで髪の毛が絡まるのですぐやめた。
それでも世の中の「ノンシリコンシャンプー押し」に負けて普通よりちょっと高いノンシリコンシャンプーを使っていたが、男性といちゃいちゃしてそのまま寝る度に髪の毛に猫が遊べるレベルの毛玉が出来てシャワーに糞程時間がかかるわそのまま出かけないわで諦めて安いシャンプーに戻した。無駄に香水メーカーが出してる香水と同じ匂いするシャンプーとかもやめた。
そこでやっと美容師さんに言われたのが
ノンシリコンシャンプー、髪質に合わないから使わないでね。良いの買うにしてもシリコン入ってるやつにしてね。」
だった。

先日、女子力なんぞ何処かにおいて来た私は1年半以上ぶりに美容室に行った。
2013年の年末実家に帰った際に美容室で腰まであったロングヘアーを「絡まるから」の理由だけで首が見える程まで切った以来だった。
初めて行った美容室なのに「安い所でもいいので美容室に行く癖を付けてください」とイケメンの美容師さんに怒られた程だった。
そこでもやっぱりシャンプーについて相談してると「ノンシリコンシャンプー使わなければ大丈夫ですよ」の答えだった。(あと自分で毛染めするな、髪の毛セットしたまま寝るなも付け加えられた。)

こうやって、地域を隔てた美容師さんに「市販の好きな匂いするシャンプーで良いです」と言われて来た私に上記の記事はただのステマ記事にしか見えず、母に突っ込みを入れようかと思っていたが、母は月に一度必ず美容院に行く女子力の高い女性なので面倒な事を言うのを辞めた。

母が美容院に毎月行くのには理由がある。
髪の毛がその辺の男性より短い上につむじが変な所にあるので行かざるおえないからだ。
本来ショートカットが好きな私もそうあるべきなのだけど、結局美容院に行くのが面倒でロングヘアーに落ち着いてしまう。

一応イケメンの美容師さんに負けて来月の予約も入れたけど、結局私は何をしに美容院に行くのだろう...と思いながら行く気がする。
ネイルは好きで行くのだけど、どうも美容院は友人でも無い限り定期的に行けないし、お金が無ければ後回しにしてしまう。ネイルは行くのに。化粧品は買うのに。かといって自分で切る程ではないのだけど…。小さい頃は髪の毛をかなり短くしてたので、頻繁に行っていた気がする。

髪型を弄るのは好きじゃないし、キャバ嬢・ホステス時代の髪の毛のセットが億劫でしょうがなかったし(セットよりもシャンプーが嫌だ)、ヘアアイロンは持っててもコテは持ってない。お好み焼きのコテは東京時代から持ってるのに。
(余談だけど、お好み焼きのコテはちょっとした物を皿の上で切るのにとっても便利だし、ケーキサーバーの様に何にでも使えるのでめちゃくちゃ便利である。)

髪の毛を巻いて遊びに行きたい願望はあるけど、上手く出来ないししっかり高温になるコテで人にやってもらわないと巻きが取れてしまうので、持ってる時代でもあんまりしなかった。

 

上記の様に、美容師さん自身の手荒れのためにはそう言ったシャンプーの方がいいのだろうが、私には当てはまらない。
万人に効く薬なぞ存在しない。
私の様にバファリン等の鎮痛剤で喘息をおこすので生理痛を毎月我慢比べの様に我慢しなければならない人だっているんだ。
そりゃぁ飲みたいさ、鎮痛剤。ペインキラー!

でも、肌が弱い美容師さんの手荒れ肌荒れは本当に可哀想な程つらそうなので、美容師さんはぜひ低刺激の高いシャンプーを私たちに使ってください。
本当、技術職ってのは医者以外報われないなと毎回思う。
私みたいなずぼらが多かったらやっていけない商売だしな。

朝早い町

千林を撮ってみた。

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本当は誰も居ない商店街を撮りたかったのに、商店街の朝は思ったよりも早かった。

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こうやって、自転車のおばちゃんやおじさんが写ってしまうのが多かった。
八百屋のおじさんが市場とかに向かうのだろうか。仕込みを始めるんだろうか。
新聞配達もあったけど。
この時間から動くお豆腐屋さんやお魚屋さんを見ると、18時位にシャッターを下ろし始める理由もわかる。
夜中に仕事から帰って来てもご飯が買えるのが当たり前な方がおかしいんだと思う。
あと猫やら狸やらハクビシンやら動物も多かった。

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こっちの飲屋街の方が綺麗そうだったけど、暗いのと雨だった(傘を持っていなかった)ので、諦めたけど結構素敵なのが撮れたと思う。

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雨の日の写真は嫌いじゃない。むしろ綺麗だと思う。
でも早い時間は外に出たいと思う雨量じゃなかった。


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ここは開いてても変な店だけど閉まってても変な店だった。

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多くの人は千林大宮から千林商店街を望むと思うので、こっちが見慣れてる風景だと思う。
私は京阪からの千林商店街の方が見慣れてる。

サイケデリックなワンピースを着たガリガリが、真夜中に適度な大きさのカメラ構えて写真を撮ってたのでしっかり職質されました。
異常に痩せてると夏になるともれなく職質されるデメリットがあります。
子供の頃はもれなくタバコや飲酒で補導されるので毎回勘弁してよと思ってましたが大人になると別に何も悪い事してないので違った意味でもう勘弁してよと思う様になります。
でも、夜中にカメラ持ってる女は大体色々おかしいから職質した方が世の中の為だとも思うけどね。別にカメラ女子を敵に回したわけじゃないです。自分もカメラ女子(笑)なんで。

人が居ない商店街ってのは、とっても素敵でした。
これが東京の商店街だったら生活ゴミ以上のゴミがあるのですが、千林には夜中に歩いても生活ゴミしかありませんでした。
ちょっと行けば都会なのに、千林は街と言うより町だと思う。
30分も無い散歩だったけど楽しかった。

パロディ

昔、自分のキャラクターで好きなアルバムのパロディをやったのを思い出した。

 

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実際は、A5サイズのフリーペーパーの一部。小さく載せる前提故に、オペーレーションマインドクライムなんかぶっつけすぎる。

本当はこれ↓

 

オペレーション:マインドクライム

オペレーション:マインドクライム

 

 

 

鋼鉄の処女  <FOREVER YOUNG CAMPAIGN 2015>対象商品

鋼鉄の処女 対象商品

 

 

私がいかに普段雰囲気しか物事を見ないかよくわかる絵ですね。
でもわかれば良いんだよ…。パロディだし…。


ちなみにこの髑髏さんはむかーしから描いてる髑髏さんなんですが、絵を描くのは苦手だし全く勉強もしてないし、別に四六時中描いてるわけでもないので、10代の頃からなーんも進歩してません。

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なんでこんな昔の絵を引っ張りだしたかはまた近いうちにでも。

 

他にどんなアルバムのパロディやろうかな。

Dead or Alive

久しぶりに実家に帰った。

今回は、『幼なじみが子供を産んだので会いに帰る』という理由だった。
私は理由がなければ実家には帰らない。
おうち大好きだから。

が、木曜日。
仲が良かった友人の訃報が入る。
信じられずに東京の親友と電話なんぞしていたらお通夜お葬式の日程の連絡が来て、喪服と心の準備をし始めた。

生と死。
人間誰もが直面するこの二つは、両極端だけど似ているなと思った。

仕事明け、日曜日の始発で東京に向かいそのまま町田の実家へ帰る予定だったがデパートに寄りたかったので品川で降りて新宿へ向かった。
実家から町田までまた電車乗ったりなんだりしなきゃいけなかったので面倒だったから…とか言ってたけど、本当は新宿の仲間達に会わずにお通夜に向かうのが嫌だった。
彼が亡くなったからといって一人で離れた大阪で飲む気にもなれなかったし、親友に電話をしたものの他の人に電話をかけまくる気にもなれなかった。
親友に一番に連絡したのも、亡くなった彼と親友は幼なじみの様に付き合いが長かったので少し心配だったからで、なんだか自分の中の色んな物が消化出来ずに数日を過ごした。
皆の顔を見て、彼が好きだった寅さんをみて、少しだけ消化出来た気がした。
当日誰の顔を見ても大丈夫だろうなと思えた。

亡くなった彼は正直言うといつ亡くなってもおかしくなかったし、半分位は自業自得な部分もあったし、皆の忠告を何年も聞かなかった馬鹿野郎だ。

そんな馬鹿野郎に献杯をしながらわたしは幼なじみの家へ大遅刻をして行った。

幼馴染の子供は、もう産まれた瞬間の写真でそういう感想を述べていたのだが、彼女そっくりだった。
まだ産まれて20日。ぐずぐずしてたけどもう頭の毛もフサフサでこの世の物とは思えない程可愛かった。
近所に住んでいたら、きっとダメ人間になるまで甘やかしてしまう。遠方に住んでてよかった。
彼女がお腹が大きい時間を見ていないので、彼女から産まれたってのが本当に信じられなかった。
ランドセルを背負ってた頃から知っている人物が、自分にそっくりな赤ちゃんを抱いているのだ。
なんだか頭が痛くなる。
あげたお祝い(木のおもちゃ)を母親である彼女の方が喜んで遊んでいるのをみて、更に信じられなかった。
会話をしていれば小学生の時とさほど変わらず、でも母親になった彼女は一抜けした様なオーラも出ていて凄く不思議な物だった。

夢ばかり追いかけて結婚も出産もまだ先であろうわたしは、これをまだ暫く体感しなければならない。
嫌な物ではないが、心地のいい物でもない。自分が出来ない事をしている人に対して嫉妬するのは私の悪いところだ。
これまた今回久しぶりに会った友人も父親になっていたのだが(これまた褒め言葉だが、気持ち悪い程似ていた)、『「お前も母親になればわかる」以外の言葉がないんだ』と言われた。
私にもいつかわかるときが来るだろう。

自分はまだ、自分の想像しているよりも何倍も生と死に直面しなければならない。
友人の死、祖父母の死、同級生の出産、兄弟の出産、両親の死。
友人に関しては、自分は周りよりも半分位若いので、沢山向き合わなければならない。
実際今回は、とびきり思い出がある友人がたまたま早くに亡くなっただけで、友人の死と言う物にはもう何度も向き合っている。

どちらも逃げる事が出来ないことだ。
でも、どちらも似ている。
産まれて来た物も、死んでしまった者も、どちらも一生懸命で、どちらもこれからがあるんだ。
産まれて来た者には自分自身のこれから、死んでしまった者には、その人が居ない日々というこれから。
どう表していいのかわからないが、どちらも似ている。
増えているのと減っているのが同じなわけがないが、似ている。
人間って面白いもんだ。

どちらも涙が出て来るが、どちらも違う涙だ。
大人になればなるほど、増えていく涙。

大人になるという事は、楽しくて、寂しくて、嬉しくて、切なくて、寂しくて、とってもつらい事だなと思う。

ミニマリストになりたくてもなれない人のブログ

片付けられられない女歴25年です。

 

男女両方数々の方との同居を経験して来た私(何となく事情があり、実家を出て10年近くなります。)ですが、全員に漏れなく言われた言葉があります。

どうやったらそんなに部屋が汚くなるの?

 

と。
一応、毎日綺麗な部屋に帰る憧れはあるんですが、前回住んでいたアパート(8畳ワンルーム/ユニットバス)は引っ越して1週間で足の踏み場が無くなり、冷蔵庫を搬入しに来た業者さんを泣かせました。
数日後に当時遠距離恋愛だった彼氏が遊びに来る前に母親に泣きながら「あと二日で部屋を掃除しなければならない、助けてくれ」と20も過ぎてるのに電話をかけた事もありました。
彼が「遊びに行くよ」と二週間前位に宣言してくれていた頃はまだ掃除してたんです。それでも「詰めが甘い」と言われてたけど、まだ一応掃除する気はありました。
しかし、なにかの時にアポなしで大阪から我が家に来た彼の反応を見て掃除をしなくなってしまいました。
「なんだ、この人掃除してない部屋でも過ごせる人じゃん♪」
と、愚かな私は思ってしまったのです。

そもそも彼が初めて家に来たときは全くそんな予定がなく所謂飲んだ勢い(彼自体は昔から知ってる人だったんですが)で「奏の家に行ってもいいか?」と聞かれます。
そんなノリだったので「もちろんだよ」と答えてしまったのですが、道中のタクシーの中で自分の部屋が人を入れれる部屋ではない事を思い出すのです。
挙げ句、アパートに着くとドアノブに何かぶら下がってます。
白と赤の封筒、東京電力です。
当時彼氏を作って遊んでる暇なんかこれっぽっちもない程貧乏だった私の家は、稀によくある事で電気・ガス・水道がローテーションで止まっていました。
全盛期はかなりのお金持ち、今でも独身貴族やる分にはまぁまぁな生活をしている彼にとっては「電気が止まってる家に住んでる女」という物にかなりの衝撃を受けたらしいです。
そして一応「入る前にちょっと待ってて」と30度越えの気温の中外で待たせておいた割には入った瞬間足の踏み場の無い家。「一体俺は何故待たされたんだ?」と言われてしまいました。
折角家に入ったのだからお楽しみが始まるはずだったのに、「電気屋さんが開栓に来るから…」と待たせた私とよく今の今まで一緒に居るなと思います。

そんなスタートだったので、半年程経ち片付けをしなくなった私に呆れもしなかったようです。呆れるも何も最初から諦めてくれたようです。
当然、「一緒に住もう」と言うと「勘弁してくれ」と言われます。

 

それ以外でも、仲良く過ごし、円満に解散し、今でも仲良しな親友の元彼氏とは3年近く同棲していたのですが、喧嘩は常に私が部屋を片付けられない事に関してでした。
その次に住んだの家の家賃光熱費は全て私が出していたのですが、「家が汚すぎる」と同居人に追い出されました。

そんなのもあって、「誰にも怒られないのに何故部屋を掃除しなければならない」と思っていたので掃除しませんでした。

でも毎回引っ越しは冷蔵庫洗濯機を省けば車一台で終わる位しか荷物は無いんです。強いて言うならば本がかなりの数ある位だと思います。
何故足の踏み場があるのか全く自分でもわかりません。

一応「ゴミをゴミ箱に捨てる」「そのゴミをゴミの日に捨てる」という能力は備わってるようで、意を決して掃除をするとびっくりする様なゴミはそんなに出てきません。
コバエが湧くときはベットから動けない程の精神状態の時なので、それを脱出すればコバエは居なくなります。

問題はそれ以外なんです。
着ようと思ったけど着なかったお洋服や、着たけど洗濯する程でもないお洋服、化粧品、文房具、資料、メモ書き…などをどうやってしまっていいのかわからないんです。

ただ、今の家には本当に必要最低限のものしか無いのでまだ綺麗です。
洋服も海外旅行用のスーツケースに入る分しかないので、別に大丈夫です。
8畳の部屋の半分は余ってます。

そこで今流行の「ミニマリスト」ですよ奥様。

最初は「タンスを買おう」とか「カラーボックスで壁を埋め尽くそう」とか思ってたけど、皆様のブログを読んでいたら
「収納を買う前に収納すべき物を減らせばいいのではないか?」
と思える様になったのです。
タンスを買うってことは、その分タンスの中に入れる洋服を買えるってことです。
結局スーツケース一個分でも着ない洋服があるのに、果たして必要なんでしょうか?
これだけ物が無い部屋でもう一ヶ月近く生活してますが、此れと言って不便してません。
カラーボックスを買う程物は必要なんでしょうか?
ソファーとかも欲しいなと思っていたけど、部屋にいる時間の殆どをベッドの上で過ごす私にソファーは必要でしょうか?酔って帰って来た私の寝る場所が増えるだけです。

という事で、私もミニマリストの仲間に入れてください。

ちなみに家にはまだ洗濯機がありません。
ついつい都会の癖で「コインランドリーぐらいあるだろうから最悪一ヶ月は洗濯機いらないかな」とか思ってたけど、千林にはあれだけ長い商店街があるのにコインランドリーがありません。
テレビは昔あった14型のブラウン管のテレビ以来地デジになってから買ってません。
今思うとよくあれでPS2のゲーム一生懸命やってたよね。
そろそろお気づきですか?
ただの貧乏人です。

ミニマリストと貧乏人はどうやらジャンルが違うようです…。
ただ冷蔵庫は外食する頻度が間違いなく減るのでわざと小さめにしました。
食料をストックするというのをやめて毎日簡単に何かを作る様にしました。
まだ電子レンジ買ってないけど、電子レンジも特に必要ないなと思い始めてます。
それまでは電子レンジがない生活なんか考えられなかったけど、ストックしない献立を毎日こなす方が経済的。

ミニマリストの中には台所用品まで必要最低限以外捨ててしまう方も居るようですが、台所だけは家での唯一のストレス発散場なのでいつ使うかわからない様な調味料類(冷蔵庫の半分は調味料)や、無駄に刃の種類のある高いスライサー(結局包丁の方が便利だからあまり使わない)や、これまたどんな場面で使うかわからない鍋類は捨てたくないのです。
料理好きな割には食器の趣味がないのでそこだけは良かったなと思うんですが…。別に可愛いマグカップとか何に使えるのかわからない可愛いお皿とかはありません。
でもいつ使うかわからない水切りボウルとかはあります。

これだけ無駄な物が溢れている台所では出した物を元の場所にしまえるので、多分普通の部屋も頑張れば出来るんだろうね…。
ちなみに職場の机はめっちゃ綺麗で引き出しの中身もかなりきっちりしてるので、部屋が汚いってことを皆に信じてもらえません。
病院に行って検査をする事を勧められました。私も薄々気付いてるので言わないでほしかったです。